タンパク質はいつ摂れば良いの?
タンパク質の生理作用を活かすためには摂取するタイミングも重要となります。
それでは、実際いつ、タンパク質を摂取すれば良いのでしょうか?
例えば、体内時計をリセットするためには朝食など1日の最初の食事でのタンパク質の摂取が重要だと言えます。
目的が筋肉の強化であれば、筋肉強化の運動した直後に摂取すると良いでしょう。
この運動直後のタンパク質摂取は、筋肉の強化だけでなく疲労回復も期待できます。
また、子どもの成長やアンチエイジングのためには食時の摂取が効果的です。
これは就寝中に成長ホルモンの分泌が促進され、タンパク質が筋肉や骨、皮膚コラーゲンの構成材料になるからです。

朝食にはタンパク質をたっぷり入れよう!
生体リズムを整える「体内時計」は、摂取したタンパク質を12時間かけて細胞内にため込み次に溜まったタンパク質を12時間かけて放出することで時間を計っていると言われています。
この体内時計をリセットするカギは、朝食に含まれるタンパク質をにあることが分かってきました。
しかし、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、20代男女の3人に1人、40代男性の5人に1人が朝食抜きの生活を送っているという現状があります。
これでは体内時計が乱れるのも仕方がありません。
生体内の正常なリズムは健康の基本ですから、朝食にもたっぷりとタンパク質を摂りましょう。
また、タンパク質は生体を維持するために日々、分解と排泄、再合成を繰り返しているので毎日欠かさず摂取することが大切です。