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アミノ酸スコアって何?

大切な「アミノ酸スコア」

食品に含まれている必須アミノ酸のバランスを示す指標を「アミノ酸スコア」といいます。
人間にとって、最も効率よくタンパク質を合成できるアミノ酸スコアは100(最高値)です。
それぞれの食品のアミノ酸スコアは、下の図のように、9種類の必須アミノ酸のレベルによって決まります。

<すべてのアミノ酸の基準が100を超えている場合>

アミノ酸 アミノ酸スコア トリプトファン ロイシン リジン イソロイシン バリン スレオニン フェニルアラニン メチオニン ヒスチジン 必須アミノ酸

<アミノ酸の基準が100を超えていないものがある場合>

アミノ酸 アミノ酸スコア トリプトファン ロイシン リジン イソロイシン バリン スレオニン フェニルアラニン メチオニン ヒスチジン 必須アミノ酸

アミノ酸スコアの歴史

アミノ酸スコアは、まず1957年にFAO(国連食糧農業機関)による「人乳価」、1973年にWHOとFAOの合同委員会による「アミノ酸価」が発表されました。

朝食 タンパク質 成長ホルモン 筋力強化 体内時計
その後1985年にFAOとWHOとUNU(国連連合大学)によって、再び新しいアミノ酸パターンに基づいたアミノ酸価が提案されました。
1989年に1985年に出された2 – 5歳児童アミノ酸評定パターンが、植物タンパク質に関する公定書委員会(CCVP : The codex committee vegetable proteins)の第5回会合でアミノ酸スコアを計算する比較基準として是認されました。

スポーツやダイエットとアミノ酸

最近、BCAA(分枝鎖アミノ酸 : バリン、ロイシン、イソロイシン)やアルギニンなど単体のアミノ酸が運動時のエネルギーサポートや筋肉の再生を助ける働きがあるとして注目を集めています。
しかしまず何より優先したいのは、私たちの身体に必要なアミノ酸がバランス良く含まれているタンパク質をしっかりと補給することです。
タンパク質は身体の中でアミノ酸に分解されるので、単体のアミノ酸と同様、ダイエットやスポーツ、美容などをサポートする成分としても十分に期待できます。
タンパク質の消化吸収には2時間程度必要と言われているので、目的に合わせて摂ると良いでしょう。

日本の野菜は昔と比べて栄養が減っているってホント?

食生活の乱れ

食の欧米化

日本人の食生活は、戦後以降の食の欧米化によって大きく変容しました。
油脂類や肉類の多い食事に移行したことにより、エネルギー摂取に占める脂質エネルギー比率が、1960年は10.6%だったものの、2015年には25.9%と50年間で約2.5倍も増えました。
このことからも分かる通り、私たちの食生活において脂質が占める割合は飛躍的に増えているのです。


一日に必要な野菜や果物の量は?

健康な生活を送るためには、ビタミン、ミネラル、食物繊維などを豊富に含む野菜の摂取が欠かせません。
1日350g以上(緑黄色野菜は120g以上)の野菜を毎日摂取することが望ましいのですが、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」の結果ではいずれの年代においても野菜の摂取量は不足しているようです。
この野菜不足は、特に若い年代で著しく、普段の食事に100gの野菜を積極的にプラスするように務める必要があります。
 また、食事の栄養バランスが悪いのは野菜だけでなく果物の摂取量も不足している
「野菜は意識して摂取するけど、そういえば果物は時々かな…」
あるいは、
「果物は食べるのが面倒で…」
などという方が多いのではないでしょうか?
野菜と同じく果物にはさまざまなビタミン、ミネラル、食物繊維が含まれています。
健康な食生活を送るためには、1日200gの摂取を目安として考えましょう。


日本人の野菜や果物の摂取量の現状

実は、日本人の野菜・果物の摂取量は、世界的に見ても非常に少ないことが分かっており、この野菜や果物の不足は栄養バランスに大きく影響していると考えられます。
 ファーストフードを食す文化が一般的なアメリカでは野菜や果物の摂取量が少ないと思われがちですが、実はアメリカでは国民の野菜や果物の摂取量を上げるために1991年から「5 A DAY(ファイブ・ア・デイ)」という健康増進プログラムがスタートしたことにより、国民の野菜や果物の摂取量は飛躍的に伸びました。
これは野菜や果物の摂取は生活習慣病の発症を抑える可能性が高いという科学的根拠に基づいた運動で、「1日5サービング(品目と量)以上の野菜と果物を食べよう※」をスローガンに実施されたプログラムです。
この運動によって、野菜の消費量は大きく向上しました。
近年では、野菜と果物の摂取量は日本を大きく上回っています。

※1サービングの目安…握りこぶし1個分の量

食環境が乱れている現状

食べ物自体も栄養不足

店頭に並んでいる野菜や果物は、品種改良や農薬のおかげで色や形などの見栄えも良く、また、美味しくなりました。
しかし一方で、野菜や果物に含まれている栄養価が減少してしまっているという事実をご存じでしょうか。
例えばトマトは、甘いものを好む消費者が増えたことから、約20年前に酸味の元であるビタミンCの少ないトマトに品種改良されました。
その結果、現在店頭に並ぶトマトは約20年前に比べてビタミンCの量が40mgから15mgに減少しています。


参考;女子栄養大学教授 辻村卓 野菜の旬と栄養価~旬を知り、豊かな食卓を~ 「月報 野菜情報」2008年11月号(独立行政法人 農畜産業振興機構)

また、主食であるコメでも栄養不足が起きています。
コメを食べるときには、よりおいしくするために玄米の胚芽の部分を取り除いて白米とします。
しかしながら、胚芽の中には、コメ種子である籾から稲に成長する際に必要な栄養素が多く含まれており、中でも私たちの健康維持に欠かせないミネラルが多く含まれています。

参考;香川芳子監修「五訂増補 食品成分表2011」(女子栄養大学出版部)より作成

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