必須アミノ酸

人間の身体に必要なアミノ酸は20種類ありますが、「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」の2つに大きく分けることができます。

必須アミノ酸とは、人間の体内で合成することができないことから、食事から摂取しなくてはならない9種類のアミノ酸です。
それぞれ人体にとって重要な生理作用を持っているため、1つでも不足すると、健康や美容がそこなわれてしまうことがあります。

地球上の生物は、20種類のアミノ酸を何らかの形で確保しながら生存していますが、植物や菌類は20種類のアミノ酸全てを自らの体内で合成することができるのです。
人間もかつては同様だったのですが、進化の過程で9種類のアミノ酸の合成能力を失ってしまい、外から補うことが必要になったものと考えられています。

必須アミノ酸 アミノ酸 トリプトファン ロイシン リジン イソロイシン バリン スレオニン フェニルアラニン メチオニン イソロイシン中村丁次監修「栄養の基本がわかる図鑑辞典」(成美堂出版 2011)、杤久保修、安東敏彦 共著「アミノ酸と生活習慣病」(女子栄養大学出版部 2010)より作成

 

必須アミノ酸 アミノ酸 トリプトファン ロイシンリジン イソロイシン バリン スレオニン フェニルアラニン メチオニン ヒスチジン

 

非必須アミノ酸

非必須アミノ酸は、人間の体内で合成することができる11種類のアミノ酸です。
名称は「非必須」となっていますが、だからといって重要でない訳ではありません。
下の表の通り、それぞれ人体に欠かせない生理作用を持っているのです。
むしろ、人体における利用率が高いことから、進化の過程でも合成能力が失われることがなかったと考えられているほどです。
近年は研究が進んで、非必須アミノ酸はストレスやさまざまな病気に対して重要な働きを持っていることが解明されはじめています。
そのため、「非必須」という軽視されやすい名称を改めようという動きがあるほどです。

非必須アミノ酸 アミノ酸 アラニン グルタミン グルタミン酸 アルギニン アスパラギン アスパラギン酸 シスチン プロリン グリシン チロシン セリン
中村丁次監修「栄養の基本がわかる図鑑辞典」(成美堂出版 2011)、杤久保修、安東敏彦 共著「アミノ酸と生活習慣病」(女子栄養大学出版部 2010)より作成

非必須アミノ酸 アミノ酸 アラニン グルタミン グルタミン酸 アルギニン アスパラギン アスパラギン酸 シスチン プロリン セリン チロシン グリシン